ささら階段(ささら桁階段)は鉄骨造建築でよく見られる階段形式のひとつです。施工管理技士試験でも出題される用語ですので、構造・種類・各部名称をしっかり理解しておきましょう。
ささら桁とは
ささら桁(ささらげた)とは、階段の踏板(ふみいた)を支える斜めの部材のことです。階段の両側面または中央に配置され、踏板・蹴込板を支持します。漢字では「簓桁」と書きます。ささら桁は階段の骨格となる構造部材であり、その配置によって階段の形式が異なります。
ささら階段の種類
①側桁階段(そでげたかいだん)
側桁階段とは、ささら桁(側桁)が踏板の両端(左右)の下部に配置される形式です。踏板の両端をささら桁が支えるため、踏板の側面からはささら桁の上に踏板が乗っているように見えます。鉄骨造では溝形鋼(チャンネル鋼)やH形鋼をささら桁として使用することが多いです。
②中桁階段(なかげたかいだん)
中桁階段とは、ささら桁(中桁)が踏板の中央下部に1本配置される形式です。踏板の両側が宙に浮いたように見えるスリムな意匠が特徴で、デザイン性の高い階段に用いられます。踏板は中桁から左右に張り出すため、踏板の断面設計が重要です。
③外桁階段(そとげたかいだん)
外桁階段とは、ささら桁が踏板の上部(踏面と同じ高さ)に配置される形式で、ささら桁に段形状の切欠きを設けて踏板を支持します。ささら桁が踏板の外側(横から見えるところ)に露出するため、意匠的なアクセントになります。
鉄骨階段の構造
鉄骨造の階段では、ささら桁に溝形鋼(C形鋼・チャンネル鋼)や角形鋼管・H形鋼などが使用されます。踏板は縞鋼板(縞板・チェッカープレート)・グレーチング・コンクリートなどで作られます。ささら桁と踏板の接合は溶接または高力ボルトで行います。
階段各部の名称
踏板(ふみいた):足を乗せる水平部分の板です。蹴込板(けこみいた):踏板と踏板の間の垂直面の板です(省略される場合もある)。蹴上(けあげ):1段の高さ(垂直寸法)です。踏面(ふみづら):踏板の水平方向の奥行寸法です。手すり:高さ1mを超える階段に設置が義務付けられています。踊り場:高さ4m超の直階段に必要な水平部分です。
試験対策のポイント
施工管理技士試験ではささら階段に関して以下が頻出です。ささら桁の定義(踏板を支える斜め部材)、側桁・中桁・外桁の違い、建築基準法の階段寸法基準(蹴上・踏面・幅)との組み合わせ問題などです。ささら桁の種類(側桁・中桁・外桁)と配置位置をセットで覚えておきましょう。
まとめ
ささら桁とは階段の踏板を支える斜め部材のことです。配置によって側桁階段(両端支持)・中桁階段(中央1本)・外桁階段(踏板上部)の3種類があります。鉄骨造では溝形鋼・H形鋼などが使用されます。

