「型枠の根巻き」とは、2級建築施工管理技術検定試験でも出題されたことがある建築用語です。
柱や壁の型枠の組立において、変形を防ぎ垂直精度を確保するため型枠の根元を金物や桟木などで固定するものを言います。
建築現場では、型枠組立てに先立ち、墨に沿ってコンクリートやモルタルを盛り、建込みの定規としたり、鉄骨の柱脚部をコンクリートやモルタルで固めることを言ったりします。
また、木造の場合は、木造柱の地面と接する部分の腐食を防止するために、モルタルや石などの材料を使って巻きつけることも言います。
型枠の根巻きの留意点
基礎柱脚周りなどを型枠で囲いモルタル、コンクリート、グラウト材などで注入する際の、留意点としては、打設時に漏れを生じさせないように隙間の処置を実施する。
「根巻き」だけであれば、樹木を移植する際、根の塊部分を縄などを巻いて土を崩さないようにすることも言います。
根巻きコンクリートとは?
根巻きコンクリートとは、根巻き柱脚(ねまきちゅうきゃく)における鉄骨柱の周囲を覆う(根巻きした)鉄筋コンクリート柱のことです。
根巻きコンクリートで鉄骨柱を覆った柱脚を「根巻き柱脚(ねまきちゅうきゃく)」といいます。
どうして寝巻きコンクリートが必要なの?
寝巻きコンクリートが必要な理由は、主に以下の2点です。
- 上部の構造物と鋼製基礎を結合する重要なフランジ部分を腐食などから保護する
- 掘削部分はどうしても不安定となっているので、根巻コンクリートを打設することにより掘削部分を補強します
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