鉄骨造・溶接の用語まとめ|施工管理技士試験に出る基本用語を一覧で解説

鉄骨造・溶接

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施工管理技士試験の躯体工事分野では、鉄骨造と溶接に関する用語が毎年多く出題されます。本記事では試験頻出の鉄骨造・溶接用語を一覧でまとめます。

H形鋼の各部名称

フランジ(Flange):H形鋼の上下の水平板。曲げモーメントによる引張・圧縮力を負担します。ウェブ(Web):H形鋼の中央の垂直板。せん断力を負担します。スチフナ:ウェブの局部座屈を防ぐ補強板。

柱梁接合部の用語

ダイアフラム:柱梁接合部で梁フランジの集中力を柱に分散させる補強板。通し・内・外ダイアフラムの3種類があり、通しダイアフラムが最も一般的です。スプライスプレート(添え板):鉄骨継手部に取り付けて高力ボルトで固定し、応力を伝達する鋼板。フランジ用とウェブ用があります。エレクションピース:建方時に梁を仮受けするために柱フランジに仮付け溶接する仮設鋼板。本接合後にガス切断で除去します。

建方関連の用語

建て入れ直し:建方時に柱・梁の倒れ・ねじれを修正する作業。精度基準はH/1,000以下かつ10mm以下です。下げ振りまたはトランシットで測定し、ターンバックル付きワイヤーで修正します。高力ボルトの本締め前に完了させます。仮ボルト:建方時の仮固定に使用するボルト(軸力なし)。建て入れ直し後に高力ボルトへ交換・本締めします。

溶接の基本用語

突合せ溶接(突き合わせ溶接):部材端面を正面から突き合わせて溶接する方法。完全溶込み(板厚全体が溶け込む・高強度)と部分溶込み(一部のみ・経済的)の2種類があります。隅肉溶接(すみにく溶接):部材の角部(すみ)を溶接する方法。フィレット溶接とも呼びます。脚長(S):隅肉溶接のルートから溶接表面端部までの長さ(設計上の「サイズ」)。のど厚:脚長×0.707(≒0.7)で求めます。

溶接施工管理の用語

溶接ビード:溶接時に形成される溶着金属の盛り上がり。短ビードの最小有効長さは40mm以上かつサイズの10倍以上です。スパッタ:溶接中に飛散する溶融金属粒子。電流・電圧の不適切な設定・母材の汚れが原因です。スラグ:溶接で生成される非金属性の鉱さい。多層溶接前に除去(チッピング)が必要です。パス間温度:多層溶接において次のパス開始前の溶接部温度。過熱を防ぐため規定温度以下に管理します(通常350℃以下)。のど厚:溶接ビード断面のルートから表面(仮想直線)までの垂直距離。脚長×0.707で求めます。

溶接欠陥の種類

ブローホール(気孔):ビード内部のガスによる空洞。放射線透過試験(RT)で検出。アンダーカット:母材がえぐれた欠陥。応力集中の原因になります。クレーター:溶接終了時のビード端部のくぼみ。割れが発生しやすいです。オーバーラップ:溶着金属が母材と融合せず乗り上がった状態です。

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