エレクションピースとは?役割・取付け方法・除去のタイミングを施工管理技士試験向けに解説

鉄骨造・溶接

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エレクションピース(Erection Piece)は鉄骨造の建方(現場での鉄骨組立て)で使用される仮設部材です。

エレクションピースとは

エレクションピースとは、鉄骨造の建方時に柱と梁の接合部において、梁を仮受け(支持)するために柱フランジに仮付け溶接する鋼板(突起物)のことです。

梁を所定の位置に一時的に支持し、ボルト接合が完了するまでの間、梁の落下を防ぐ「安全確保のための仮設部材」として機能します。

エレクションピースの役割

エレクションピースの主な役割は以下のとおりです。

梁の仮受け支持(クレーンから荷を外した後、ボルト締付けが完了するまで梁の位置を保持)、建方の安全確保(梁の落下防止・作業者への安全配慮)、部材の位置決め(梁を所定の高さ・位置に仮固定して本接合の精度を確保)です。

エレクションピースの取付け位置

エレクションピースは柱フランジ(H形鋼の水平部分)の所定の位置に、梁フランジの下面を受けるように仮付け溶接で取り付けます。

梁が架け渡されるとエレクションピースの上に梁フランジが乗り、梁は仮固定された状態になります。

その後、スプライスプレートと仮ボルトで固定してからクレーンのワイヤーを外します。

エレクションピースの除去

エレクションピースは仮設部材のため、建方完了・本接合(高力ボルト本締め)終了後に除去します。

除去方法はガスバーナー(ガス切断)でエレクションピースを切断し、柱フランジ面を平らに仕上げます。

切断後の仕上げはグラインダー(サンダー)で母材(柱フランジ)を傷つけないように丁寧に削り、必要に応じて溶接補修を行います。

エレクションピースの施工上の注意点

エレクションピースを除去した後の柱フランジ面は、溶接残留応力・熱影響による強度低下がないか確認する必要があります。

切断・グラインダー仕上げ後の表面に有害な傷・ノッチ(切欠き)が残らないよう丁寧に仕上げることが重要です。

また除去後の補修溶接は母材と同等の品質管理が必要です。

試験対策のポイント

施工管理技士試験ではエレクションピースに関して以下が頻出です。

エレクションピースの定義(建方時の梁仮受け用仮設部材)、取付け位置(柱フランジへの仮付け溶接)、除去のタイミング(本接合完了後)、除去方法(ガス切断→グラインダー仕上げ)などです。

まとめ

エレクションピースは鉄骨建方時に梁を仮受けするために柱フランジに仮付け溶接する仮設鋼板です。

本接合(高力ボルト本締め)完了後にガス切断で除去し、グラインダーで表面を仕上げます。

建方の安全確保と位置精度の確保に不可欠な部材です。

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