ガセットプレートとは?役割・種類・施工管理技士試験のポイントをわかりやすく解説

鉄骨造・溶接

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ガセットプレート(Gusset Plate)は鉄骨造の接合部で使われる重要な部材です。施工管理技士試験でも頻出の用語ですので、役割・取付け箇所・他の接合プレートとの違いをしっかり理解しておきましょう。

ガセットプレートとは

ガセットプレート(添え板・節点板とも呼ばれる)とは、鉄骨造において複数の部材が集まる接合部(節点)に設ける鋼板のことです。主に筋かい(ブレース)・トラス部材・山形鋼(アングル)などを柱・梁に接合する際に使用します。各部材からの力を集約して他の部材に伝達する「力の中継点」としての役割を担います。

ガセットプレートの役割

ガセットプレートの主な役割は以下の3点です。複数部材の接合(柱・梁・ブレースなど複数の部材を一か所に集約して接合する)、応力の伝達・分散(各部材からの引張力・圧縮力・せん断力を接合部に均等に分散させる)、溶接・ボルト接合の下地(ガセットプレートを介して高力ボルト接合や溶接接合を行う作業面を確保する)です。

ガセットプレートの主な使用箇所

ブレース(筋かい)接合部

鉄骨造の耐震ブレース(筋かい)を柱・梁の接合部に取り付ける際に最もよく使用されます。ブレースは斜め材のため、ガセットプレートを介することで柱・梁と角度をつけて接合できます。ガセットプレートはブレース端部に溶接またはボルトで固定され、反対側(柱梁接合部側)は溶接で取り付けます。

トラス接合部

トラス構造(三角形を組み合わせた骨組み構造)の各節点では、複数の弦材・腹材が集まります。このような多部材接合部にガセットプレートを設けることで、各部材を効率的に接合します。

山形鋼(アングル)の接合

胴縁・母屋などの二次部材を主架構(柱・梁)に取り付ける際にも、ガセットプレートを介した接合が行われます。

ガセットプレートとスプライスプレートの違い

ガセットプレートとスプライスプレート(添え板)はどちらも鉄骨接合部に使う鋼板ですが、用途が異なります。ガセットプレートは複数の部材が集まる節点(接合点)で使用し、部材どうしを「接合・連結」します。スプライスプレートは同一部材を継ぐ継手部(部材の途中)で使用し、継手部の「応力を伝達」します。

ガセットプレートの設計・施工上の注意点

ガセットプレートの板厚は接合する部材の応力に応じて設計します。薄すぎると面外(板面に垂直な方向)への変形・座屈が生じる恐れがあります。溶接で取り付ける場合は、溶接長さ・脚長が設計値を満たしているか確認が必要です。ボルト接合の場合は高力ボルトの本数・ピッチ・縁端距離が基準を満たしているか確認します。

試験対策のポイント

施工管理技士試験ではガセットプレートに関して以下が頻出です。ガセットプレートの定義(節点に設ける接合鋼板)、主な使用箇所(ブレース接合部・トラス節点)、スプライスプレートとの違い(節点接合vs.継手接合)などです。「ブレースの端部接合に使う」というイメージと合わせて覚えておきましょう。

まとめ

ガセットプレートは複数の鉄骨部材が集まる節点に設ける接合鋼板で、ブレース・トラスの接合部に多用されます。スプライスプレートが継手部(部材の延長)に使うのに対し、ガセットプレートは節点(部材の交差点)に使います。各部材からの応力を集約・分散させる重要な接合部材です。

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