2級建築施工管理技士試験を受験する際に、施工管理について覚えておきたい基礎知識の説明です。
受験を考えているのであれば、施工管理についての知識を学びましょう。
2級建築施工管理技士試験 施工管理について覚えておきたい基礎知識
2級建築施工管理技士試験を受験するために、施工管理についての知識が必要です。
まずは基本的に覚えておきたい基礎知識が以下の5点です。
施工管理
施工管理とは、そのままの意味で工事現場で工事が安全かつ円滑に進むように管理をすることを言います。
具体的には以下で説明する施工計画を立てたり、工程管理を行ったりすることを指しますが、全体的な管理の事を言います。
施工管理は実に様々な業務がありますが、ここでは工事について重要で試験への出題が高いものを中心に覚えていきましょう。
施工計画
施工計画は工事の安全性、品質、経済性などを考慮して作られる計画のことです。
工事はこの施工計画に則って進められます。
通常、施工計画書というものが作成され、その内容に沿って進めることになります。
ちなみに施工に関する計画書とは、この施工計画書だけでなく、基本工程表、工種別施工計画書、品質管理計画書などいろいろな種類のものがあります。
施工管理技術者はこのような計画書を書けるようにならなければなりません。
工程管理
工程管理は各工程ごとの進捗や作業の手順をまとめるものです。
工程の管理では工期内に建築物が完成するように、下請けさんの手配、機械設備、資材、作業者の割り振りなどを行います。
施工計画に基づいた工程表を作成して工事をその工程に沿ってすすめます。
工程表にもガントチャート、バーチャート、曲線式、ネットワークなど様々な種類があるので、一通りかけるようにしておいた方がよいです。
なお、近年はネットワーク工程表に関する出題が増えているので、ここは要チェックです。
品質管理
品質管理は建物の品質や価格、納期が基準通りに作られているかを管理するものです。
品質を管理するためには、各種検査や試験、改善なども行う必要があります。
一定の基準を確保するために、プロセス管理の最適化、不良発生要因の除去、最適な業務分担などを考量する必要があります。
試験ではQC7つ道具、新QC7つ道具というものについて出題されることがありますので、そのあたりはしっかりと覚えるようにしましょう。
安全管理
工事現場は常に危険が伴うものです。
工事のおける災害を未然に防ぐために管理することを安全管理と言います。
安全管理には機械設備の点検、管理、安全教育の実施など危険な作業に対する対策を講じます。
試験では、作業区分に応じて選任が義務付けられている作業主任者の事や、クレーンなどの建設機械を運転するための免許や資格についての出題が多いです。
それぞれの建設機械の運転には、運転士免許、技能講習、特別教育のどれかが必要となるので、そのあたりを把握しておきましょう。
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