今回は鉄筋工事関して重要な用語の解説です。
これも、2級建築施工管理技士試験の記述問題で出題される可能性がありますので、覚えておきましょう。
建築施工管理技士試験で必要となる用語集はこちらをチェック
あばら筋(スターラップ)
あばら筋、またはスターラップとは、せん断に対する補強筋で、梁や小梁などに用いられるものです。
施工時の注意点としては、梁の主筋の外側に、正しく結束することです。
帯筋(おびきん)(フープ)
帯筋、またはフープとは、せん断に対する補強筋で、柱などに用いられるものです。
施工時の注意点としては、柱の主筋の外側に、正しく結束することです。
腹筋(はらきん)
腹筋とは、鉄筋コンクリート梁で梁せいが大きい場合に、梁の中央部分に主筋方向に配置する補強筋のことです。あばら筋(スターラップ)の振れ止めやはらみ出し防止を目的として設置されます。
施工時の注意点としては、あばら筋(スターラップ)の内側に正確に結束することです。
スペーサー
スペーサーは型枠、機械、器具などの間に入れて、空間を確保するための仮設材のことです。
注意点としては、使用箇所、条件に適した材質のものを使用するようにします。例えばスラブ筋に使うスペーサーは鋼製とする必要があります。
鉄筋の先組工法(さきぐみこうほう)
柱や梁の鉄筋を工場や現場でかご状に組み、所定の位置まで揚重(ようじゅう)して運び、建て込む工法の事です。
施工時の注意点としては、揚重時に、鉄筋の結束が緩み、鉄筋ピッチが乱れたりしないように注意することです。
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