今回は、木工事関して重要な用語の解説です。
2級建築施工管理技士試験の記述問題で出題される可能性がありますので、覚えておきましょう。
木構造の土台
木構造の土台とは、基礎の上に水平に固定される土台のことを言います。
基礎と建物の骨組みをつなぐ役割を持っています。
この材に、ほぞ穴をあけて柱を差し込みます。専用の金属プレートを用いて固定するケースもあります。
土台の注意点としては、地面に近いため、カビやシロアリに侵されないように、防腐(ぼうふ)、防蟻(ぼうぎ)処理された木材を使用することです。
ただし、防腐、防蟻処理材を使用する場合には、使われている薬品が人体に対して安全である事を確認する事も大切です。
木構造の仕口(しくち、またはしぐち)
木構造の仕口とは、2つの木材をある角度で接合する組手のことをいいます。
例えば、柱と梁・筋かいと柱、または土台・梁と桁のように、方向の異なる2つ以上の部材をT字形やある角度で接合したり、交差させることです。
木構造では、多くの種類の仕口があり、単に接合のためだけでなく、意匠的にもすぐれたものが多いのですが、細工が増えると接合部の強度が落ちてしまうため、現在は補強金物が使われることが多くなっています。
仕口の注意点としては、仕口が構造的な弱点となりやすいことを考慮して、部材取り合いや配置等によって集中を避けるようにすることです。
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