2級の建築施工管理技士の技術検定試験を受ける際の建築学の知識の最低条件として、覚えておきたい基礎知識があります。
今回はその説明です。
また、各項目から詳細にリンクしていますので、上から順に覚えていけば理解が深まります。
2級建築施工管理技士 建築学の覚えておきたい基礎知識
2級建築施工管理技士の資格試験を受験する際に、建築学として覚えておきたい基礎知識は以下の4項目です。
- 環境工学
- 一般構造
- 構造力学
- 建築材料
それぞれについて説明していきます。
環境工学
環境工学は建築物の日当たりや遮光(しゃこう)、防音(ぼうおん)、静けさ、寒暖(かんだん)、風通しなど環境に関する基本的な条件を満たすために考えなければならないことを言います。
特に日照(にっしょう)時間などの用語は正確に覚える必要があります。
環境工学については以下で詳しく説明していますので確認してください。
一般構造
一般構造とは建築物の安全、安定を保ったり、機能に問題が出ないように、重心や形状などを考慮しなければならない構造計画です。
一般構造には地盤に関する内容も含まれていて、建築荷重(かじゅう)、地盤沈下(じばんちんか)などについても学びます。
一般構造の詳細はこちらを確認してください。
構造力学
建築物には様々な荷重(かじゅう)がかかります。
例えば、使用する部材、体重、設備の重さなどがそれにあたります。
その荷重により応力(おうりょく)や変形が生じるため建築物にかかる力を設計の段階から考慮しなければなりません。
建築物には、せん断力、軸方向力、曲げモーメントなどの力が加わり、ひずみ、たわみが生じます。
試験では力の数値を求める問題が出ることもありますので、力を求める式も覚えなくてはなりません。
結構苦手としている人も多い項目の一つですね。でも、一度覚えてしまえば簡単ですし、建築ではとても重要な項目なのでしっかりと覚えましょう。
構造力学の詳細はこちらを確認してください。
建築材料
建築材料とはそのままで建築に使用する材料の事をいいます。
建築材料と言っても、木材、セメント、コンクリート、金属、石材などのいろんな種類があるので、覚えるのは結構大変です。
また、材料によって、含水率(がんすいりつ)、強度、防水性などの性質が違いますので、その特性を知っておかなければなりません。
性質だけでなく保管のしやすさや、施工のしやすさなど実際の工事での材料の扱いやすさも学ばなければなりません。
建築材料の事をよく知っていると、工事に対しての対応力、柔軟性が上がります。
施工に対して様々なアプローチができるようになりますので、しっかりと勉強しておきたい項目ですね。
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