今回は、まとめて左官、建具、塗装、内装工事に関して重要な用語の解説です。
2級建築施工管理技士試験の記述問題で出題される可能性がありますので、覚えておきましょう。
左官工事の重要な用語
タンピング
タンピングとは、基礎に生コンクリートを流し入れた(打設)後に、コンクリート表面をタンパーという道具で繰り返し叩いて、締め固める作業のことをいいます。
タンピングは、基礎に生コンクリートを流し入れた(打設)後に、コンクリート表面をタンパーという道具で繰り返し叩いて締め固める作業です。
生コンクリートをしっかりと締め固めることで、建物の耐久性や安定性を確保することができます。
この作業は、建築施工管理の資格試験でも重要な要素となりますので、建築施工管理を目指す方は、タンピング作業の技術や意義を理解することが重要です。
床コンクリート直均し(じかならし)仕上げ
床コンクリート直均し(じかならし)仕上げとは、床コンクリートを打設した後、硬化の程度を見計らいながらコンクリートの表面をこて等で均して仕上げる左官工事のことをいいます。
壁や柱等で均し定規(ならしじょうぎ)を使用できない部分は、不陸(ふろく)が生じないよう、十分に木ごて等でタンピングして平らにならす必要があります。
建具工事の重要な用語
クレセント
クレセントとは、金属サッシの召合せ(めしあわせ)かまちなどに取り付ける締り金物のことです。
操作時に無理なく開閉ができ、適切な締め付け力を保持できるように取り付けられることが重要です
クレセントの取り付けには注意が必要であり、適切に取り付けることで金属サッシの効果的な使用が可能となります。
塗装工事の重要な用語
研磨紙ずり(けんましずり)
研磨紙ずりとは、塗装の下層被膜やパテの硬化後に表面を研磨紙で滑らかにする作業のことです。
木質系素地面の場合は、木目に平行に研磨を行い、素地や下地の表面を均一に整える必要があります。
この作業は、サンドペーパーを使用して塗装面を平滑にすることで、下塗りや中塗りの後に行われます。
研磨紙ずりにより、仕上げの質を高め、補修や施工の際により美しい仕上がりを実現することができます。
目止め
目止めとは、砥の粉(とのこ)やウッドフィラーなどで仕上げ面の穴を埋め平滑な下地を作る作業のことをいいます。
注意点としては、目止め材が乾かないうちに綿のウエスで下地によく擦り込み、木目に添ってふき取り、余分な目止め材を取り除く必要があります。
内装工事の重要な用語
ビニル床シートの熱溶接工法
ビニル床シートの熱溶接工法とは、熱溶接機で、ビニル床シートと溶接棒を同時に溶融し、加圧しながら溶接するエ法のことを言います。
ビニル床シートの熱溶接工法の注意点としては、溶接はシート張り後12時間放置してから行う必要があることです。
テーパーエッジ石膏ポードの継目処理工法
テーパーエッジ石膏ポードの継目処理工法とは、テーパーのついた石膏ボードの継目を平滑な面に仕上げる処理工法のことをいいます。
注意点としては、ポード面の継目をジョイントテープや下地調整パテ(ジョイントコンパウンド)によりしごき押さえていくが、下地調整パテは、塗りを重ねるほど幅広く平滑に仕上げることです。
その他の工事の重要な用語
気密シート
気密シートとは、木造建築において断熱材の室内側に設ける防湿性能があるシートの事をいいます。
施工時は、防湿効果を損なわないように、孔や隙間が生じないように注意が必要です。
透湿防水シート
透湿防水シートとは、木造建築において外壁断熱材の外側に設ける防水性能があるシートのことをいいます。
こちらも気密シート同様、防湿効果を損なわないように、孔や隙間が生じないように注意が必要です。
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