建築施工管理技士 用語集のコンクリート工事を分かりやすく解説

2級建築施工管理

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今回は、コンクリート工事関して重要な用語をわかりやすく解説します。

2級建築施工管理技士試験の記述問題で出題される可能性がありますので、覚えておきましょう。

建築施工管理技士試験で必要となる用語集はこちらをチェック

コンクリートの打継き(うちつぎ)

コンクリートの打継ぎとは、すでに打設されたコンクリートに接して、新たにコンクリートを打設(だせつ)することを言います。

打設時の注意点、留意点としては、すでに打設されたコンクリートの打継ぎ面を、目荒し、清掃、吸水させてから打ち継ぐことです。

タンピング

タンピングとは、亀裂、沈み、骨材の浮き上がりを防ぐため、床コンクリートを打設した後、コンクリート表面を打撃して固めることを言います。

注意点、留意点 としては、当然ですが、コンクリートが固まる前に行うことですが、粗骨材(そこつざい)が分離した箇所には、粗骨材を沈めるという点にも注意します。

コンクリートタンピングの詳細はこちらをご覧ください。

コンクリートタンピングとは?

型枠の根巻き(かたわくのねまき)

型枠の根巻きとは、壁や柱の型枠の組立てにおいて、足元を正しく固定することをいいます。

注意点、留意点としては、足元に隙間が生じないようにし、コンクリートなどが流れ出ないようにします。

詳しくはこちらをご覧ください。

型枠のコンクリート根巻きとは?

型枠のセパレーター

型枠のセパレーターとは、型枠のせき板(せきいた)の間隔を正しい寸法に保つために用いるもののことです。

施工時の注意点、留意点としては、型枠のせき板とセパレーターとはできるだけ直角になるように設置することです。

また、漏水の可能性のある場所等では型枠締付け材にコーンを使って、コーンの跡の穴に防水材入りのモルタルを流し込んで充填(じゅうてん)します。

コンクリートのひび割れ誘発目地

コンクリートのひび割れ誘発目地とは、乾燥収縮などで起こるコンクリートの亀裂を、想定した位置に発生させるためにコンクリートの壁にあえて断面欠損を与えるために入れる目地のことです。

注意点、留意点としては、目地ピッチは3m程度、目地幅は25mm程度とし、深さが浅いと目地位置に亀裂を誘発できないことに注意しなければなりません。

耐震スリット

耐震スリットとは、短柱等により耐震性能低下を防ぐために設ける構造目地の事です。

注意点、留意点としては、耐震スリットの施工後に、耐震スリット材が変形しないよう注意する点と、外壁の耐震スリットには、外壁及び内壁の2箇所にシーリングを行い、止水に留意することがあります。

各施工時の留意点は以下のページでご紹介しています。こちらもあわせてご覧ください。

施工時の留意点一覧:2級建築施工管理技士

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