1級建築施工管理技士補とは?できることや受験資格について

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2021年に実施された検定試験合格することで取得することができるようになった、1級建築施工管理技士補とはどのような資格なのでしょうか。

また、1級建築施工管理技士との違いや技士補に「できること」や受験資格などについて解説します。

1級建築施工管理技士補とは?

1級建築施工管理技士補(技士補)は、1級建築施工管理技士試験の一次検定試験合格することで取得することができます。

一次検定試験とは以前でいう学科試験のことで、現在は学科→一次検定、実地→二次検定という試験に変更されています。

大規模な工事現場の場合は、監理技術者を専任で置かなければなりませんが、そこに1級建築施工管理技士補を置くことで、監理技術者が最大で2つの現場を兼任できることになります。

技士補は二次検定試験合格すれば、いつでも1級建築施工管理技士になれます。

以前の学科試験合格しても有効期限が設定されていたのですが、現行の一次検定の合格は有効期限がありませんので、いつでも二次検定を受けることができます。

1級建築施工管理技士補の受験資格とは?

1級建築施工管理技士補の受験資格について説明します。

1級建築施工管理技士補の受験資格というよりも、1級建築施工管理技士の受験資格となりますが、

  • 2級建築施工管理技士(一次検定に限る)
  • 4年制大学で指定学科を卒業後、3年以上の実務経験を有する者
  • 短期大学で指定学科を卒業後、5年以上の実務経験を有する者
  • 二級建築士で実務経験5年以上

となっています。

実は、「2級建築施工管理技士(一次検定に限る)」が結構大きなポイントで、2級の建築施工管理技士の資格を持っていれば、一次検定の受験ができるのです。

そして、一次検定に合格すれば1級建築施工管理技士補になれるわけです。
※ただし、二次検定を受験するためには、原則として2級建築施工管理技士合格後5年以上の実務経験が必要です。

ちなみに条件に該当する一級建築士は、一次検定免除で二次検定を受験することができます。

1級建築施工管理技士補ができることって何?

1級建築施工管理技士補ができることは先にも説明した通り、今までは監理技術者(1級施工管理技士が監理技術者講習を受講)が専任で配置されなければならなかった現場に、1級の技士補を専任の技術者として置くことで監理技術者が2つの工事現場を兼任できるようになります。

これにより監理技術者がいなくて工事の受注ができない、という人材不足の状況を改善できる効果があります。

1級建築施工管理技士補は主任技術者になれるのか?

1級建築施工管理技士補は主任技術者になることができます。

これは、主任技術者の要件をクリアしているからです。

1級建築施工管理技士補の合格証明書とは?

施工管理技士の合格証明書と言えば、大臣や知事発行の昔ながら賞状のようなタイプですが、1級建築施工管理技士補の合格証明書も同様のタイプです。

タイトルは「1級技術検定(第一次検定)合格証明書」となり、そして、本文中に「1級建築施工管理技士補と称することを認める。」と記されています。

1級建築施工管理技士補のメリットとは?

1級建築施工管理技士補のメリットといえば、やはり工事現場で監理技術者の代わりとなることができることにつきます。

1級建築施工管理技士補って名刺に書けるの?

もちろん「1級建築施工管理技士補」は正式な国家資格となりますので、名刺に書くことができます。

ただ、新しい資格ですので、?と思われることもあるかもしれません。

そんな時は話のとっかかりになり覚えてもらいやすいかもしれませんので、むしろ積極的にアピールしても良いと思います。

1級建築施工管理技士補の求人ってある?

現時点では「1級建築施工管理技士補」としての求人はないと思います。

認知度が低いですし、1級建築施工管理技士補のメリットを知らない人が多いからです。

採用担当はもちろん、人事系の人でも1級建築施工管理技士補のことを知らないことが多いと思います。

ただし、1級建築施工管理技士補の認知度が上がれば求人は増えると思います。

理由は簡単で1級建築施工管理技士よりも資格は取りやすいので、それだけ人数が増えてくるからです。

また、1級建築施工管理技士補を採用すれば、自社の既存の1級建築施工管理技士に2つの現場を見させることができるので、採用が難しい1級建築施工管理技士を求人するより効率的です。

転職しようと思ったけど時すでに遅し、とならないためにも、早めに以下のような転職サイトなどへの登録は進めておいた方が良いでしょう。

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