2級建築施工管理技士の試験を受験する際に、躯体施工について最低限知っておかなければならない基礎知識があります。
今回はその説明です。
2級建築施工管理技士試験 躯体施工で覚えておきたい基礎知識
2級の建築施工管理技士の試験を受験することを検討している場合、躯体施工についての知っておかなければならない基礎知識が以下の4項目です。
地盤調査
建物を建てる時に重要なのが、基礎、地盤です。
地盤がしっかりしていなければ、液状化の問題が出る可能性がありますし、建築直後は問題なくても、時間の経過とともに基礎や建築物にゆがみが生じる場合もあります。
そのようなことがないように、地盤調査が必要です。
地盤の調査では、地盤強度、振動特性、地質の変化、土の透水性などを調べます。
このためにはさまざまな試験や測定が行われますので、その試験名や試験の内容、特徴、得られる結果について学習する必要があります。
仮設工事
仮設工事とは、本工事をするために必要なものを作るための工事。
通常、仮設工事で造られたものは、完成後に残ることはありません。
例えば、足場、落下部に対する保護の事について出題されることが多いです。
さらに、仮設足場には仮設通路、単管足場、移動式足場など、いろいろな足場があります。
購買、建地間隔、最大積載荷重などの規定が設けられていますので、そのあたりの数値もしっかりと覚える必要があります。
落下物の対策については、防護棚や工事用シート、ダストシュートを取り付けたりします。
水平距離、敷板の厚さ、地盤面からの高さなどが定められているので、そのあたりの数値も覚える必要があります。
工事に関すること
躯体工事は、土工事、地業工事、木工事、鉄筋工事、コンクリート工事などの工種があります。
それぞれの工事において、工法や使う部材も違いますので、それらを覚えることも重要ですが、特に根伐りを行う周囲の地盤の崩壊や土砂の流出を防止するための山留め壁についての出題が多いので、重点的に覚えましょう。
地業工事では杭の特性や工法、鉄筋工事では加工や組み立て、コンクリート工事では打込み、養生あたりについての出題が多くなっています。
建設機械
建設機械にもいろいろありますが、まずはその種類や特徴を覚えることと、運転における規定などを学習します。
例えば、クレーンと言っても、いろんな種類がありますので、長所、短所を把握したり、構造について理解したりします。
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