構造力学で学ぶ「力」にはさまざまな種類があります。
どのような力があるか、また、その力や係数を求めるための式を覚えます。
構造力学の力について
ある物体を回転させようとする力は、力のモーメントで表します。
力のモーメントMは、次の式で求めることができます。
M = p・l
- M:モーメント
- p:作用する力
- l:基準点0から力の作用点までの距離
力で覚えておきたい用語
- カの合成:物体に複数の力が作用する場合、これらの力を1つにまとめること
- 力の分解:物体に作用する1つの力を、複数の力に分けること
- 分力:力の分解で分解された力のこと
力のモーメント、力の合成・分解
また、物体に複数の力が作用しても、物体が動かない、つまり、静止している場合、これらの力はつり合い状態にあるといえます。
力がつり合う条件というのがあり、それは次のとおりとなります。
- Σ X = 0 (水平方向の力の総和が0)
- Σ Y = 0 (垂直方向の力の総和が0)
- Σ M== 0 (ある点回りのモーメントの総和が0)
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